レベッカ・マーティン&オルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス/アフター・ミッドナイト

レベッカ・マーティン&オルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス/アフター・ミッドナイト
エーラ


2022.1.12.RELEASE (Digital 1.28.)

レベッカ・マーティン
 &オルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス
アフター・ミッドナイト【日本先行発売】
Orquestra Jazz de Matosinhos featuring Rebecca Martin & Larry Grenadier / After Midnight

RPOZ-10074
定価¥2,750(税抜価格¥2,500)

解説:早田和音

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Live Video「Lush Life」
《CLICK》2018年ライヴ
Teaser「After Midnight」
《CLICK》本作のティーザー


レベッカ・マーティンが、ラリー・グレナディア、ポルトガルの名門OJMと共に自身の名曲やスタンダードを歌う最新作。ラージ・アンサンブルのコンテクストでスモール・バンドのような親密さを表現した絶品のアレンジ。

■現代ジャズ・ヴォーカル・シーンのレジェンド、レベッカ・マーティン待望の最新作。オリジナル作としては『TWAIN』(2013)以来、コラボ盤としてはギレルモ・クラインと組んだ『The Upset Project』(2017)以来の作品。本作はパートナーであるラリー・グレナディア(b)と、欧州を代表するビッグ・バンドであるオルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス(OJM)とによる2020年1月ポルトガル録音。

■OJMは1997年に結成されたポルトガルのビッグ・バンドで、過去にもカート・ローゼンウィンケル、マリア・シュナイダー、カーラ・ブレイ、ジョシュア・レッドマン他トップクラスのミュージシャンとのコラボも有名。その繊細なアンサンブルとアイデア溢れるアレンジは世界中から高い評価を得ている。本作はOJMの音楽監督/作曲/ピアノを手がけるペドロ・ゲデスが、レベッカとグレッチェン・パーラト、ベッカ・スティーヴンスらよる『ティレリー』を聴いてレベッカの歌とソングライティングに大きな感銘を受け「アメリカン・ソングブックを特別なアプローチで表現できるアーティスト」と大絶賛、2017年にはゲスト・ヴォーカルとしてポルトガル、スペイン公演に招き今回のレコーディングに繋がった。

■レベッカの楽曲が活きる「スモール・バンドのような雰囲気で」という狙いのもと、ラージ・アンサンブルのコンテクストで親密さを表現したアレンジが絶品。大編成とは思えないようなテイストで演奏されている。リボンマイクを使用したレベッカのヴォーカルも艶が増している。稀代の名作『The Growing Season』からの冒頭曲で幕開け、他にセルフカヴァーとして『Thoroughfare』からM11、『When I Was Long Ago』からM4, 8, 10、『Twain』からM7、ギレルモ・クラインとの『The Upset Project』からM2、スタンダード・カヴァーM3,10、ミンガスのM6、そして新曲M9というレパートリー。アルバムタイトル「After Midnight」は『The Growing Season』収録曲より。これはレベッカの兄が戦争から帰ってきてからの心境にインスパイアーされた曲で、昨年来からのパンデミックによるタフな1年の後という暗喩としても成立している。


  1. ザ・スペース・イン・ア・ソング・トゥ・シンク
    The Space In A Song To Think (Rebecca Martin)

  2. イン・ザ・ニック・オブ・タイム
    In The Nick Of Time (State of The Union) (Rebecca Martin/Larry Granedier)

  3. ブラザー・キャン・ユー・スペア・ア・ダイム
    Brother Can You Spare A Dime (E.Y. "Yip" Harburg / Jay Gorney)

  4. ケンタッキー・ベイブ
    Kentucky Babe (Richard Henry Buck)

  5. アフター・ミッドナイト
    After Midnight (Rebecca Martin)

  6. ポートレイト
    Portrait (Charles Mingus)

  7. ドント・ミーン・ア・シング・アット・オール
    Don’t Mean A Thing At All (Rebecca Martin)

  8. ウィロウ・ウィープ・フォー・ミー
    Willow Weep For Me (Ann Ronell)

  9. オール・デイ・ロング・シー・ロウト
    All Day Long She Wrote (Rebecca Martin)

  10. ラッシュ・ライフ
    Lush Life (Billy Strayhorn)

  11. ジョーイ
    Joey (Rebecca Martin - Jesse Harris)

■2020年1月20~22日 ポルトガルCARA/OJMスタジオ録音
■プロデュース:ペドロ・ゲデス、レベッカ・マーティン
■編曲:ペドロ・ゲデス(M-1, 2, 3, 5)、カルロス・アゼベード(M4, 6, 8, 9, 11)、ギレルモ・クレイン(M7, 10)

ペドロ・ゲデス (musical direction and arrangements)
レベッカ・マーティン (voice, guitar, lyrics and compositions)
ラリー・グレナディア (bass and composition)

ジョアン・ペドロ・ブランダン(as, ss, fl in-c, a.fl, cl in-b flat)、ルイス・ギマランエス(as, fl in-c. Cl in-b flat)、マリオ・サントス(ts, cl in-b flat)、ジョゼ・ペドロ・コエーリョ(ts, ss, cl in-b flat)、ルイ・テイシェイラ(bs, cl in-b flat, b.cl)、ルイス・マセード(tp, f.hr)、ハビエル・ペレイロ(tp, f.hr)、ホジェリオ・ヒベイロ(tp, f.hr)、ヒカルド・フォルモーゾ(tp, f.hr)、ダニエル・ディアス(tb)、パウロ・ペルフェイト(tb)、アンドレイア・サントス(tb)、ゴンサロ・ディアス(tb)、アンドレ・フェルナンデス(g)、カルロス・アゼベード(p, arr)、マルコス・カヴァレイロ(ds)


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