2020.1.15. RELEASE
スワヴェク・ヤスクウケ
パーク・ライヴ
RPOZ-10053
定価¥2,500 (+税)
解説:中村智昭(MUSICAÄNOSSA/Bar Music Shibuya,Tokyo)
ポーランドの庭園で起こった奇跡の瞬間。小鳥のさえずり、港から聞こえる鴎の鳴き声、子供たちの笑い声、すべてがピアノ・ソロと調和した美しい小宇宙。
■ポーランド北部、バルト海に面した町であるソポト(Sopot)。スワヴェクが住むこの町にある「ソポト・ミュージアム」という歴史博物館にある野外庭園で、今年の7月に彼のソロ・ピアノ・コンサートが開催された。コンサートの模様はアルバムにするつもりはなく、念のため録音はされていたが音を聴きなおすとスワヴェクは驚愕。そこには庭園での小鳥やかもめなどの鳴き声、聴衆の子供たちの声などが、ピアノとあまりにも絶妙に美しく調和していた。
■特に小鳥の鳴き声と、自身のモジュレーターをセットしたピアノとの共鳴が素晴らしく、急遽アルバム化することを決定。当初は「BIRDS」というタイトル案もあったほどだが、すべての美しい音を提供した環境である「THE PARK」というタイトルとしてリリースが決定。綿密なミックス作業が繰り返され、スワヴェクならではの感性が溢れたマジカルな音世界が誕生。地上の生き物や自然の音までもピアノ・ミュージックとして幻視したアンビエントの極致ともいえる作品。
■演奏曲は「Park I」から「Park V」まで全5曲。それぞれアルバム『Sea』から「Sea I」(M1)、「Sea III」(M3)、「Sea IV」(M5)、『夢の中へ Part II』から「The Mono」(M4)がモチーフとして、またはそのまま演奏されている。
スワヴェク・ヤスクウケ (ピアノ、作曲)
※Recorded live at the park of Sopot Museum, 25th July 2019
“This recording contains genuine sounds of birds, seagulls, crows, trees, dogs, children, concert audience and garden surroundings”
Sławek Jaskułke