2019.5.29. RELEASE
カミラ・メサ
アンバー
RPOZ-10047
定価¥2,500 (+税)
解説:柳樂光隆(Jazz The New Chapter)
試聴PV(「All Your Colors)
https://www.youtube.com/watch?v=laiX9-33Us4
ほとばしる才能がさらに覚醒。既にワールドワイドで話題を集めているカミラ・メサの最新アルバムが日本先行でリリース!
■2016年から2年連続来日公演、同じく2年連続でダウンビート誌クリティック・ポール「Rising Star」に名を連ねるカミラ・メサ待望の最新作。現代ジャズ・シーンのトップ・アンサンブルであるライアン・ケバリー・カタルシス、ファビアン・アルマザン『Rhizome』『Alcanza』への参加、シャイ・マエストロ、ケンドリック・スコット他も参加してNYタイムズにも絶賛された前作『Traces』(2016)とここ数年はトップギアーでシーンの中心人物になっているチリ出身のシンガー/ギタリスト/作曲家カミラ・メサ。いよいよ5枚目のアルバムにして米Sony Music Masterworksからメジャー・レーベル・デビュー!
■ナチュラルでいてサウンドと一体化した伸びのあるヴォーカル、圧巻のヴォイス・コントロール、カート・ローゼンウィンケル以降のモダンかつ飛翔感ある自在なギター、イマジネーション豊かなコンポジション。ここ数年はネクター・オーケストラを率いた活動で新たな領域に踏み入っていたが、この新作ではその成果が想像以上のものとなって表れている。
■鉄壁のスモール・オーケストラのメンバーは、シャイ・マエストロがバックアップするイスラエル・ジャズの新進ベーシスト、ノーム・ウィーゼンバーグ(b)がアレンジとストリングス・アレンジと共に参加、その才能をいかんなく見せつける。さらにオメル・アヴィタル、ウォレス・ルーニー、シャイ・マエストロのバンドで活躍してきたブルックリン在住、イスラエルのジャズ・ピアニスト、エデン・ラディン(p)、スナーキー・パピーやボカンテでの活動を始め、世界中で活躍する小川慶太(perc)、そして大村朋子(vl)を始めとする弦楽クアルテットによる、圧倒的かつ有機的なアンサンブル。
■既に評価の高いオリジナル曲に加え、カヴァーはM2エリオット・スミス(ベッカ・スティーヴンスも歌った「ワルツNo.1」)、M4デヴィッド・ボウイ&パット・メセニーのコラボ曲(映画『コードネームはファルコン』より)、M5アントニオ・カルロス・ジョビン、M8ミルトン・ナシメントの名曲(ウェィン・ショーター『ネイティヴ・ダンサー』での再録曲)、、カエターノ・ヴェローゾの重要レパートリーM12と充実。南米特有のセンティミエント溢れるそのヴォーカル・スタイルも素晴らしい。
◎以下は柳樂光隆氏(Jazz the New Chapter)によるカミラ・メサへの2回にわたるインタビューより。
【1】 アルバム『アンバー』の収録曲について、ストリングス・アレンジとその影響源、メッセージ性のあるカヴァー曲について詳細に語っています。
【2019.9.10 (来日公演時、ブルーノート東京にて)】
【2】 アーティストの表現と社会や政治とのかかわり、そして中南米の先人アーティスト達への思いを自己のスタンスとして語り、カミラ・メサというアーティストの立ち位置がより鮮明に見えてくるインタビューです。
【2020.5.22 (skypeインタビューにて】
2017年6月 NY ブルックリン・レコーディング・スタジオ録音
■プロデュース:カミラ・メサ
■アレンジ:カミラ・メサ(M-2, 4, 8)、ノーム・ウィーゼンバーグ(M-2, 4)
■ストリングス・アレンジ:ノーム・ウィーゼンバーグ
(M-1, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 10)
カミラ・メサ Camila Meza (vo, g)
ザ・ネクター・オーケストラ