2019.4.17. RELEASE
ローレン・デスバーグ
アウト・フォー・デリバリー
RPOZ-10046
定価¥2,400 (+税)
解説:渡辺 亨
試聴PV(「Something Wrong With Me)
https://www.youtube.com/watch?v=IK7J673giF0
クールネスと煌びやかなメロウネス。R&Bと共振するジャジーなポップセンス。クリス・バワーズ、ブラクストン・クック他が参加した4年ぶりの最新作。
■LA出身で現在はNYを拠点に活動している新世代のヴォーカリスト、ローレン・デスバーグの4年ぶり最新作。バークリー音楽院でグレッチェン・パーラトに師事し、そのグレッチェンがプロデュ―スした『Sideways』(2012)でデビュー。その後ポップ・ヒットを軽やかに解釈し、より幅広い音楽性をアピールした『21th Century Problems』(2015)、翌年にはブルーノート東京で初来日公演と、今後が注目されていたシンガー。
■前作まで参加していたグレッチェンの音楽的ファミリー・トゥリーとも言えるテイラー・アイグスティ(p)、クリス・スミス(b)、ダイナ・ステファンス(ts)といった中堅クラスに代わり、ブラクストン・クックを始めとするさらにフレッシュな布陣に一新。グレッチェンからのメロウなR&B性というDNAは受け継ぎつつ、前作と同じくインディー・ロックやEDM系も手掛けるドリュー・オブザ・ドリューのプロデュースによって次のフェイズに進化した。重心低めでエフェクティブなサウンドながら、彼女が歌うと独特のクールネスと共に煌びやかなメロウ度が増すのは変わらずの魅力。本格的に開花したソングライティングの才能と共に、ネオソウルを通過したジャジーなフィーリング、チルウェイヴやトラップ的な要素をソフトにコーティングした音で、現代ヴォーカル・シーンのさらなるメインステージに昇ったアルバム。
■メンバーはフューチャー・ジャズ・ソウル的な傑作を連発しているブラクストン・クック(sax)、そのブラクストンのアルバムに参加し続けているアンドリュー・レンフロー (g)。さらにホセ・ジェイムズ、ジェイ・Z&カニエ・ウェスト作他で幅広く活動、最近では第91回アカデミー賞作品賞を授賞した映画『グリーンブック』の音楽担当クリス・バワーズ(p)が本格的に参加。そしてエリカ・バドゥや黒田卓也との共演でお馴染みのジョナサン・バーバー(ds)、ピーター・アースキン&the DR UMバンドのベンジャミン・J.シェパード(el.b)といった超強力メンバー。
2017年CA パサディナ録音
プロデュース:ドリュー・オブザ・ドリュー
ローレン・デスバーグ(vo)
クリス・バワーズ(p)
ブラクストン・クック(sax)
ベンジャミン・J.シェパード(el.b)
ラッセル・ホール(b)
ジョナサン・バーバー(ds)
アンドリュー・レンフロー(g)