2018.6.20. RELEASE
スワヴェク・ヤスクウケ・セクステット
コメダ(RECOMPOSED)
RPOZ-10041
定価¥2,500 (+税)
ライヴ動画
https://www.youtube.com/watch?v=VTGn0_Qr3xQ
静寂と躍動美のコズミック・ワールド。創造的なスコアと演奏を素材に、ポーランド・ジャズ&映画音楽シーンの至宝、クシシュトフ・コメダの名曲群を再構築した最新作。
■「ザ・ピアノエラ2017」での圧倒的なパフォーマンスで多くのファンを獲得したポーランドのピアニスト、スワヴェク・ヤスクウケ最新スタジオ録音作が登場。本作はセクステット編成で、ポーランドを代表する伝説的ピアニスト/作曲家クシシュトフ・コメダの名曲を文字通り”再構築”するという斬新な内容。
■クシシュトフ・コメダ(Krzysztof Komeda:1931-1969)はポーランド・ジャズ史上最高の作曲家としてだけでなく世界的な映画音楽家としても知られる伝説的な存在。東欧ジャズの革新に最大の貢献をしたイノベーターであり、60年代の名盤『Astigmatic』、映画音楽ではロマン・ポランスキ監督『水の中のナイフ』や『ローズマリーの赤ちゃん』、アンジェイ・ワイダ監督『夜の終わりに』等が特に有名。コメダ作品のカヴァーアルバムはトマシュ・スタンコ他90年代以降毎年のように発表され続け、室内楽やオーケストラによる演奏も盛ん。その音楽はショパンらクラシックの作曲家に並ぶ敬意と評価を集め続けている。
■ただしスワヴェクはただのカバーではなく、「RE-COMPOSED」という極めてオリジナリティある試みで「コメダが音楽を創る過程を、現代のミュージシャンの音楽的背景を使ってなぞっていく」というコンセプトで、謂わば ”楽器を使ったポスト・プロダクション”ともいえる手法。それぞれ対応されたと思われる曲はあるが、コメダ独特の短いリフが複数のコメダ曲から使用されたりと、まさに自身の曲として再構築されている。
■メンバーはポスト・ロック他に影響を受けている若い世代によるセクステット(ピアノ・トリオ+トランペット、サックス×2)という編成。静寂と躍動美、ダイナミズムが交互に現れる絶妙にコントロールされた知的なサウンドとスコア、そしてスワヴェク・ヤスクウケの独特のピアノ・トーンが、コメダという伝説を新しい地平に導くポーランド・ジャズ・シーンに確実に残る傑作盤。
■2018年3月 ワルシャワ録音
スワヴェク・ヤスクスケ (作曲、グランドピアノ、アップライトピアノ)
エミル・ミシュク (トランペット、フリューゲルホルン)
ピョトル・ヘンツキ (テナー・サックス)
ミハウ・チェシェルスキ (アルト・サックス)
ピョトル・クワコフスキ (ベース)
ピョトル・クワコフスキ (ベース)
ロマン・シレファルスキ (ドラムス)
Produced and composed by Sławek Jaskułke
inspired by the creation of Krzysztof Komeda