ディープ・トーン・プロジェクト/フロウ

ディープ・トーン・プロジェクト/フロウ
Tea Bye Sea


2015.9.2 RELEASE

ディープ・トーン・プロジェクト
フロウ

RPOZ-10013 定価¥2,400 (+税)

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入手困難なウクライナ・ジャズ、そのシーンで今最も注目すべきグループのアルバムが日本盤で登場。

日本盤用ジャケット仕様

陰影ゆらめく深きトーンが描きだす、おぼろげな映像美と親密な空気感。ECMにも通じる憂愁を帯びた室内楽ジャズが、心を穏やかに鎮めてくれる。今はこんなジャズが一番しっくり合う。

山本勇樹 (Quiet Corner)

■近年ジャズ・シーンが盛り上がっているウクライナで、中心人物の一人コンスタンチン・イオネンコによるグループ。
■清流が流れるような美しい旋律と、サウンド全体で一貫して聴ける静かな浮遊感はまさに"DEEP TONE"。
■昨年ロシアのFANCY MUSICから発売されるも入手困難だった作品。ウクライナ・ジャズのクオリティの高さは本物!

  1. ランドスケイプ
    Landscape (Alexandr Pavlov)
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  2. オッド・フェロウ
    Odd Fellow (Konstantin Ionenko)
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  3. ブルー
    Blue (Alexandr Pavlov)
  4. レセント・センス
    Recent Sense (Alexandr Pavlov)
  5. フラグメンツ
    Fragments (Alexandr Pavlov)
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  6. アンタイトルド
    Untitled (Konstantin Ionenko)
  7. エアー・ショートエイジ
    Air Shortage (Konstantin Ionenko)
  8. フロウ
    Flow (Konstantin Ionenko)
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■2013年7月 ナ・ハチ・レコーズ・スタジオ録音 (キエフ)
■プロデュース:セルゲイ・クラシン
■録音、ミックス:アレックス・ドロツド

コンスタンチン・イオネンコ(b)  Konstantin Ionenko
ヴィクトル・パヴェルコ(ts)  Viktor Pavelko
アレキサンダー・パブロフ(g) Alexandr Pavlov
パヴェル・ガーリツキィ(ds) Pavel Galitsky


欧米とロシアとの間で、緊迫する情勢が続くウクライナ。そのウクライナでは近年ジャズ・シーンが盛り上がりを見せ、素晴らしいミュージシャンも多数活動している。毎夏には5年目を迎える「アルファ・ジャズ・フェスティバル」他複数のフェスも開催されている。そのシーンを現在首都キエフで強力にリードしているベーシスト&作曲家のコンスタンチン・イオネンコが結成したグループがこの"ディープ・トーン・プロジェクト"。

メンバーはコンスタンチン・イオネンコ(b)がウクライナのトップ・クラスのミュージシャン~ヴィクトル・パヴェルコ(ts)、アレキサンダー・パブロフ(g)、パヴェル・ガーリツキィ(ds)~を集めて2013年に結成。アルバム・タイトル通り清流が流れるような美しい旋律と、サウンド全体で一貫して聴ける静かな浮遊感が素晴らしく、極めてECMサウンド的な内容。同時にここ数年のニューヨーク・ジャズのようなハーモニー感覚も合わせ持ったモダンなトーンも併せ持つ。ジョン・アバークロンビーを思わせるパブロフのギター、抑制されたマイケル・ブレッカーのようなパヴェルコのサックスを、イオネンコが静かに、そしてモーダルに包み込む絶品のサウンド。東ヨーロッパのジャズが注目され、そして新世代リスナーによるECMレーベルの注目度アップというタイミングでのリリース。

リーダーのコンスタンチン・イオネンコは2003年からキエフで本格的に活動。オーストリア、ドイツ、アメリカ等でもツアーをこなし多くの経験を重ねて2013年に自身のリーダー作を発表、そして相次いで本作を制作した。それらはロシアのレーベルFANCY MUSICからリリースされ入手困難な状態だったが、今回遂に日本発売となり、現在のウクライナ・ジャズ・シーンがようやく露わになる。