ジリアン・マーゴは、カナダのトロント出身。両親が音楽教育に熱心で、幼少時よりピアノを、十代の頃にはテナー・サックス、アルト・サックス、クラリネットを習得する。大学の頃から次第にシンガーへの興味が増していくと共に、オスカー・ピーターソンやフレディ・コール、キャロル・ウェイスマン、ノーマン・シモンズのもとで本格的にジャズを学び始める。2010年にアルバム『A Pink-Filled Sky』で本格的なデビューを飾り、2015年にジョニ・ミッチェルやカーティス・メイフィールド、ボビー・コールドウェル、シンプリー・レッド、ポーティスヘッドなどの曲をカヴァーした『Black Butterfly』を発表して話題となった。ニーナ・シモンやサラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズ・シンガー、ジョン・コルトレーンやウェイン・ショーター、オスカー・ピーターソン、メアリー・ルー・ウィリアムスなどのジャズ・ミュージシャンの影響を受けているジリアンの、現時点での集大成となるアルバム『Power Flower』を2019年に発表した。近年はピアニスト、ジェフリー・キーザーとの活動が中心となっている。
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