2025.4.16.RELEASE (Digital 4.18)
ニーボディ
リーチ 【日本先行発売/日本盤ボーナス曲】
Kneebody / Reach
RPOZ-10107
定価¥2,640(税抜価格¥2,400)
解説:佐藤英輔
「Repeat After Me」
《CLICK》1st Single
高度なアンサンブルでシーンを牽引してきたグループの6年ぶりのスタジオ最新作。シンプルなビートと新たな音響オプションを発展させた充実作。
■現代ジャズ・シーンのトップサックス奏者ベン・ウェンデル他によって今年で結成24年を迎える、USインストジャズ・シーンのスーパー・グループ、ニーボディの最新作が3年ぶりに発売。リリースが二作続いたUKのEdition Recordsから本作よりマイケル・リーグ率いるGroundUPへの移籍第1弾。
■ニーボディは各メンバーの幅広い音楽性と先鋭性で長年ジャズ・インスト・シーンを牽引、2005年のデビュー作リリース以来、コンコードから「Thin Line」(2013)、ブレインフィーダーからLAビート・シーンのデイダラスとのコラボレーションで話題となった「Kneedelus」(2015)、イナラ・ジョージをfeat.したシングル(2018)、ここ数年はU.K. Editionよりリリースが続きベッカ・スティーヴンスやグレッチェン・パーラト他ゲストを迎えた「Chapters」(2019)、「Live at le Crescent」(2022)と常に話題作を発表している。
■メンバーは音楽的アイデアとテクニックの高さからLAとNY各シーンで幅広い人脈とリスペクトを得ているベン・ウェンデル、そして最近はルイス・コール『Quality Over Opinion』への参加やウィル・ヴィンソン/ギラッド・ヘクセルマンとのグループでも活動中の超人ドラマーのネイト・ウッド、スティーブ・コールマン・バンド出身のトランペッターのシェーン・エンズリー、キーボード奏者のアダム・ベンジャミンの四人。ネイト・ウッドは数年前からカーヴェー・ラステガー(b)の脱退によりベースも担当している。
■本作はパンデミックで活動休止後の2023年9月にようやく四人で集まることができて制作された。毎作テクニカルなチャレンジへの指向が強かったが本作ではそのプロセスをソフトに、「Seed Material」から作業をスタートするという新たな方向性となった。R&B/ロック/ヒップホップ/エレクトロニック等を過去のキャリアで十分に消化、その上で本作はよりシンプルさが際立つことによる新たなビート感が生まれている。また、近年はネイト・ウッドがベースとドラムを同時に演奏、それにより多くのキーボードの使用が可能となり新しい音響オプションを獲得している。モールス信号からインスピレーションを得たメロディを発展させたM1、フィドル音楽への興味から作ったM3、実現しなかったがチューン・ヤーズのメリル・ガーバスとのコラボを視野に入れたM7、カーヴェー・ラステガーに捧げたM9他、最小限の素材を発展させていくグループとしての力量に溢れている。
■プロデュース:ニーボディ
■録音:2023年9月 ネイト・メンデルソーン
at Figure 8 Suttons, Brooklyn, NY
■ミックス&マスタリング:ネイト・ウッド
■作曲:
ベン・ウェンデル M-1,2,5,9
シェーン・エンズリー M-3,6,7
アダム・ベンジャミン M-4,8,10
ベン・ウェンデル Ben Wendel
(saxophone, effects)
シェーン・エンズリー Shane Endsley
(trumpet, effects, bass synth)
アダム・ベンジャミン Adam Benjamin
(piano, keyboards, rhodes)
ネイト・ウッド Nate Wood
(drums and bass)