2024.9.4.RELEASE
ベッカ・スティーヴンス
メイプル・トゥ・ペイパー
【来日記念盤/日本盤ボーナス曲】
Becca Stevens / Maple to Paper
RPOZ-10099
定価¥2,750(税抜価格¥2,500)
解説:高橋健太郎 / 歌詞対訳:染谷和美(オリジナル曲のみ)
「Now Feels Bigger than the Past」
《CLICK》1st Single Official Music Video
「I’m Not Her」
《CLICK》2nd Single Official Music Video
「Shoulda Been There for Me」
《CLICK》3rd Single
ベッカ・スティーヴンス4年ぶりの最新ソロ・アルバムは、全曲ギター弾き語りによる圧倒的な表現力によるエモーショナルな作品。
■近年はイーラン・メーラーとのデュオ(2019)、ザ・シークレット・トリオ(2021)、アタッカ・クアルテット(2022)とコラボレーション作品が続いていたベッカ・スティーヴンスの、2020年発売『ワンダーブルーム』以来となる最新オリジナル・アルバムが遂に登場。
■2022年から母親の死、娘の出産という人生における二つの重大な変化が次々とおとずれ(さらに理解者でありコラボレイターでもあったデヴィッド・クロスビーも死去)、それらに対してアーティスティックに作品として変換させたアルバム。従来のアルバムはすべて共同体的な性格が強い作品ばかりだったが、今回はキャリア初めて自身一人で作ったアルバムで、それを成立させてしまう並外れた才能がアルバム全体に溢れている。
■本作は「自分の物語を語るためのトルバドール的アプローチ」とのことで、ミニマリズムとエモーションが同時進行していくようなサウンド。定評あるギター・ワークは彼女のルーツであるアパラチアン・フォークの影響が強く、そして過去最高ともいえる表現力豊かで迸るようなヴォーカル、これだけで一つの世界をアルバムに屹立させている。
■歌っている内容は、母親の死から感じた喪失や思い出、母性の愛おしいまでの混乱、タイトルにある「カエデが紙に変わる」ことをモチーフにした物事の変容、等を中心に歌っている。例えばオープニング曲である1stシングル「Now Feels Bigger than the Past」では今日のストリーミングの世界におけるアーティストとしての挑戦と個人的な葛藤について歌いつつ、アルバムのプロローグという位置づけで「母を失った喪失感/受容/生の感情/芸術性」についても歌っている。
(「アーティストが死ぬとどうしてその作品がより味わい深くなるの?/聴く耳を持たなかった人たちが急に便乗してきて/歌詞もろくに知らなかった人たちが "あぁ、これ、前から大好きだったんだ"って言う/そしてあなたみたいに、これっぽっちもお金を出さなかった人が/たったひとりの友人をなくしたかのように泣いて、泣いて」~大意)
(「裏切り者が死ぬとどうして被った害まで許せる気がするの? (中略) /母親が死ぬとどうして悲しみにきりがないの? (中略)/そっちの方が過去なんかよりずっと大きい気がする、不完全さは美しい」~大意)
日本盤CDは歌詞対訳付。M13のみ1979年公開映画「マペットの夢みるハリウッド」劇中歌(ポール・ウィリアムズ/ケニー・アスチャー作)で、カーペンターズ他多くのアーティストのカヴァーによって知られている。
■ベッカ・スティーヴンス Becca Stevens : Guitar, Vocals
*Produced, arranged, engineered by Becca Stevens
*Mixed by Nic Hard
*Mastered by Danid McNair
*All lyrics and composed by Becca Stevens
(except M13:
Paul H.Williams / kenneth Lee Ascher)
(except M14:
Lyrics adapted from William Shakespear’s
King Lyre/Music by Becca Stevens)
2024年8月来日公演
BLUE NOTE PLACE 公演ページ
NOW ON SALE
『ベッカ・スティーヴンス/ザ・シュプリーム・コレクション』RPOZ-10095