2016.3.23 RELEASE
ミシェル・ロック/コーラス
MICHEL ROQUES / CHORUS
RPOZ-10022
定価2,000円 (+税) 解説:大塚広子
フランスの盲目のリード奏者ミシェル・ロックがサラヴァに残した名作が奇跡の世界初CD化!モーダルでいながらメロディックな旋律と、パーカッシブなサウンドが圧倒的なグルーヴを生み出す爽快な作品。70年代の蒼く燃えるフレンチ・ジャズの息遣いがダンサブルに迫ってくる傑作盤。
ミシェル・ロック(ts, fl)
ジャン=シャルル・カポン (cello)
フランコ・マンゼッキ (ds, perc)
パトリス・カラティーニ (b)
ウンベルト・カント (perc)
B.トゥーレ (vo)
■プロデュース:ピエール・バルー
■録音:1972年 スタジオ・アベス、モンマルトル
■レコーディング・エンジニア:ダニエル・ヴァランシアン
■オリジナルLP品番 SH-10030
デクスター・ゴードンやアート・ファーマーなどとも共演歴のある、フランスの盲目のリード奏者ミシェル・ロックがサラヴァに残した名作『CHORUS』が奇跡の世界初CD化!1972年モンマルトルのサラヴァ・スタジオ録音。
メンバーはバロック・ジャズ・トリオのジャン=シャルル・カポン(cello)、若き時代のパトリス・カラティーニ(b)、チェット・ベイカーとの共演で名高いフランコ・マンゼッキ(ds, perc)、そしてディジー・ガレスピーやクロード・ヌガロとの共演作を多く残したウンベルト・カント(perc)。ミシェル・ロック(ts, fl)のリードが蒼く燃えたぎる中、アフロ・ラテン・パーカッション・サウンドと、ジャン=シャルル・カポンのアウトなチェロが一体化して、70年代サラヴァにしか出せない疾走感溢れる傑作を産み出した。さらにB.トゥーレ(vo)のジォック・イジュラン的ヴォーカルにも痺れる。
延々とグルーヴし続ける「Le temps(時)」や、アフロ・ラテンのリズムにのって吹きまくるミシェル・ロックのフルートが快感の「Monsieur chimpanze(ムッシュー・チンパンジー)」のメロウなスピード感、バロック・ジャズ・トリオのスモール・コンボ風に全員が猛烈に突っ走る「Jazz (ジャズ)」あたりはとにかく最高。適度なフリー感覚と抜群のメロディラインが交錯するこの作品は、LPも既に世界的に入手困難、まさに待望の復刻!