2023.9.20.RELEASE
ピエール・バルー
ル･ポレン～伝説のライヴ1982 【初音源化】
Pierre Barouh /
Le pollen -Le concert légendaire 1982
RPOP-10041
定価￥3,080(税抜価格￥2,800)
対談：立川直樹×吉永多賀士 / 解説：松山晋也
ピエール・バルーの伝説的な郵便貯金ホール・コンサートが、40年の時を越えて初リリース。加藤和彦/高橋幸宏/ムーンライダーズ/清水靖晃 他が参加した貴重な音源。
■ピエール・バルーと日本との絆を決定づけた名盤『ポレン(花粉)』。これは1982年にプロデューサーの立川直樹氏がパリに出向いてピエール・バルーにオファー、日本に呼んでピエール&サラヴァの熱心なファンである約20名の豪華日本人アーティストたちを集結させて制作した記念碑的アルバム(1982年9月リリース)。参加したアーティストは当時から現在まで日本の音楽シーンに影響を与え続けている高橋幸宏、坂本龍一、清水靖晃、鈴木慶一他今では信じられないようなメンバーたち。さらに加藤和彦との共作曲も含み、ピエール・バルーのキャリアだけでなく日本の音楽シーンにも影響を与え続けているアルバムとして知られている。
■このアルバム発売の翌月10月15日に、芝郵便貯金ホールでレコーディング・メンバーを中心としたピエール・バルー初のホール・コンサートが立川直樹氏プロデュースで行われた。翌年ほぼ同じメンバーによって行わたパリのカルダン劇場でのコンサートはCD化されており(『ピエール・バルーwith清水靖晃&ムーンライダーズ カルダン劇場ライヴ1983』)、さらに1984年5月に五反田簡易保険ホールで行われたコンサートもかつて『地平線』として松竹より映像商品化されていたが、肝心のこの郵便貯金ホールのライヴは音源が見つからず、ながらく伝説のコンサートとして語り継がれていた。ところが今年、プロデューサー立川直樹氏の事務所からこのコンサートを収録したテープが奇跡的に発掘され、今回約40年ぶりに初めて陽の目を見ることになった掛け値なしの「伝説的コンサート」。マスタリングはオノ セイゲンによる1/4テープからのDSDマスタリング。
■アルバム『ポレン(花粉)』に参加した高橋幸宏、加藤和彦、ムーンライダーズのメンバーたち(鈴木慶一/岡田徹/白井良明/鈴木博文/武川雅寛/かしぶち哲郎)、清水靖晃、大空はるみ他による演奏は80年代日本音楽シーンの頂点の記録としても貴重。レパートリーはアルバムからだけでなく、映画『男と女』での人気曲「愛は私たちより強く」、名作『サ・ヴァ、サ・ヴィアン』からや、ピエール・バルーの代名詞的名曲「サンバ・サラヴァ」他が収められている。また、ピエール・バルーの自由すぎるコンサートを象徴する、「キリー」(映画『白い恋人たち』より)のLPをステージでかけてデュエットする伝説のシーンも今回収録されている。そしてタイトル曲「花粉」でのピエールと高橋幸宏とのやり取り(デヴィッド・シルヴィアンもその場でステージに参加)など貴重音源も収録。
■1982年とは高橋幸宏『WHAT, ME WORRY? ボク、大丈夫!!』、ムーンライダーズ『青空百景』『マニア・マニエラ』、清水靖晃『案山子』がリリースされた年(加藤和彦は「ヨーロッパ三部作」の翌年)。各アーティストの演奏の素晴らしさや的確さはもちろんのこと、当時48才のピエール・バルーも自身のキャリアの転換点となり、以後のライヴでも重要なレパートリー曲が占められている。
■1982年10月15日 東京 芝郵便貯金ホール ライヴ録音
■コンサート・プロデュース: 立川直樹
■プロデュース: 立川直樹
■コ・プロデュース: 吉永蒔丹
■DSDマスタリング: オノ セイゲン
*ピエール・バルー：ヴォーカル、ギター
*鈴木慶一：ギター、キーボード
*岡田徹：ピアノ、キーボード、アコーディオン
*かしぶち哲郎：ドラムス
*白井良明：ギター
*鈴木博文：ベース
*武川雅寛：ヴァイオリン、トランペット
*清水靖晃：サックス、クラリネット、キーボード
*矢口博康：サックス
*大空はるみ：ヴォーカル
*高橋幸宏：キーボード(M-6)、パーカッション
*加藤和彦 (M-5)
*デヴィッド・シルヴィアン(M-6)
*潮田敦子：ステージ通訳
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『ピエール・バルーwith清水靖晃&ムーンライダーズ/カルダン劇場ライヴ1983』