石塚隆充/Retorno (al Clasico)

石塚隆充/Retorno (al Clasico)
エーラ


2024.7.24.RELEASE

石塚隆充/Retorno (al Clasico)
Takamitsu Ishizuka – Retorno (al Clasico)

RPOL-10013
定価¥2,800(税抜価格¥2,545)

解説:カニサレス / 石塚隆充

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日本最高のカンタオール(フラメンコ歌手)、石塚隆充による8年ぶりの最新作。ホアキン・ロドリーゴやマヌエル・デ・ファリャ他広大なスペイン語圏の代表的歌曲を、自身のタペストリーに織り込んだ、世界に類を見ない意欲作。

■名実ともに日本が誇る最高のカンタオールである石塚隆充が3年間の時をかけて完成、フラメンコ音楽をさらに新たな地平にまで引き上げたオリジナリティ溢れる最新作。アルバム・タイトル『Retorno (al Clasico)』=レトルノ(アル・クラシコ)は"クラシックへの回帰"という意味。声楽科の学生時代にフラメンコ・ギターからカンタオールに転向して30年という節目の今年、そのルーツともいえる「声楽」のスキルを採り入れながら、純粋なベル・カントな唱法ではなく、あくまでも“カンタオール”としてカンテ・フラメンコに見られる独自で個性的な歌唱法を駆使して歌い上げるという、伝統と斬新さが同居した素晴らしい作品。

■レパートリーはスペインと、スペイン語圏(アルゼンチン、メキシコ)の世界的に有名な歌曲。アルベニスと並び20世紀のスペインを代表する作曲家であるマヌエル・デ・ファリャが、アラゴン/アンダルシア/アストゥーリアス/ムルシア等スペイン各地の民謡や舞曲をまとめた大名曲「7つのスペイン民謡」は極上の仕上がり。さらにスペインを代表する作曲家ロドリーゴの「わが心のアランフェス」(アランフェス協奏曲 第2楽章)、アウグスティン・ララの歌曲「グラナダ」と世界的に有名な曲が歌われている。

■アルゼンチンからは、ヴィラ=ロボス(ブラジル)やチャベス(メキシコ)と並び称されるラテンアメリカで最も重要なクラシック作曲家のアルベルト・ヒナステラの、有名な歌曲「忘却の木の歌」、多くのジャンルの曲を残したカルロス・グアスタビーノの名曲が収められている。特に「7つのスペイン民謡」と「わが心のアランフェス」での演奏は世界でも希少な編成によるもので、石塚の魅力を最大限に引き出している。また、楽曲のアレンジ管理には厳しいファリャ財団とホアキン・ロドリーゴ財団の公認を受けていることは特筆に値する。

■メンバーは石塚まみ(ピアノ)、コモブチキイチロウ(ウッドベース)、大儀見元(パーカッション)、そしてゲストでバンドネオンの可能性を広げ続ける早川純もM3で参加。さらにアルバム・ライナーノーツはカニサレスが執筆という、石塚ならではの人脈が揃ったプロダクト。2023年11月には本作レパートリーの本格的ライヴをCOTTON CLUBで初披露、盟友の沖仁もゲストで加わり、歌唱/演奏/企画性共々大きな反響を呼んだ。広大なスペイン音楽の様々なジャンルをタペストリーのように織り込んだ壮大かつ清新なアルバムで、間違いなく石塚隆充の代表作となるアルバム。


  1. 7つのスペイン民謡  Siete canciones populares españolas
     (1) ムーア人の織物 El paño moruno
     (2) ムルシア地方のセギディージャ Seguidilla murciana
     (3) アストゥリアーナ Asturiana
     (4) ホタ Jota
     (5) ナナ Nana
     (6) カンシオン Canción
     (7) ポロ Polo
  2. 忘却の木の歌 Canción al árbol del olvido
  3. 鳩のあやまち Se equivocó la paloma
  4. わが心のアランフェス En Aranjuez con tu amor
  5. グラナダ Granada


MUSIC BY
 1. Manuel de Falla (1876-1946)
 2. Alberto Ginastera(1916-1983) /
   Fernán Silva Valdés(1887-1975)
 3. Carlos Guastavino(1912-2000) /
   Rafael Alberti Merello(1902-1999)
 4. Joaquín Rodrigo(1901-1999) /
   Alfredo Garcia Segura(1927-2008)
 5. Agustín Lara(1897-1970)

石塚隆充 (カンテ)
石塚まみ (ピアノ) M1-2, 4, 5
コモブチキイチロウ (コントラバス、ベース) M1, 4, 5
大儀見 元 (パーカッション) M1, 4, 5
早川 純 (バンドネオン) M3

*Transcribed by: Takamitsu Ishzuka, Mami Ishizuka
*Performed by:
 Takamitsu Ishizuka - Vocal
 Mami Ishizuka - Piano (M1-2, 4, 5)
 Kiichiro Komobuchi - Contrabass, Bass (M1, 4, 5)
 Gen Ogimi - Percussion (M1, 4, 5)
 Jun Hayakawa - Bandoneon (M3)

*Produced by: Takamitsu Ishizuka
*Executive Producer: Masami Seto (for ATHENAE Music & Arts)

*M1, 4, 5: Recorded & Mixed by
 Hiroki Torimitsu at Sound village (Yamanakako) &
 Studio InVitro (Chiba)
*M2, 3: Recorded by
 Yuki Oda (for oreodacci, Inc.)at M.E.T.hall (Tokyo),
  Mixed by Akihiro Iizuka at studio Chatri (Tokyo)
*Mastered by Mitsukazu Tanaka at studio Chatri
*Assistant engineer: Moe Kazama (studio Chatri)

*Label produced by Yohji Takagi (for CORE PORT)
*Front cover Designed by Yumi Tsuzuki (for Moyuru design)
*Except front cover Designed by Hisako Katsuragi
  (for Mure Communications)
*Front cover Photographed by Akeshi Ohara


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『REVERSO』RPOL-10002