2023.11.22 RELEASE
フリーダ・トゥレイ
メンディング【CD日本のみ発売】
Frida Touray - mending
RPOZ-10090 定価¥2,200 (税抜価格¥2,000)
解説:渡辺 亨 / コメント:富永珠梨
「Out The Sun」
《CLICK》Officail Video
「Out The Sun (Live)」
《CLICK》Officail Video
現代ジャズ・シーンを牽引する英国Edition Recordsの新レーベル「E2 Music」から登場した極上の“GEM(宝石)”。U.K.新世代女性シンガーの日本限定初ソロ・アルバム。
その歌声は深く静かに心を揺さぶる。圧倒的な歌唱力と繊細でリリカルな表現力に一聴で虜になってしまう。まるで美しい短編映画を観ているような、視覚的イメージが刺激される艶やかなサウンド。ジャズ、ネオ・ソウル、R&B、エレクトロ、彼女の音楽はジャンルの境界線をまろやかに溶かし、聴き手をまだ見ぬ音風景へと誘う。静謐な輝きを湛えた宝石のようなアルバムが今ここに誕生した。
富永珠梨 (選曲家)
■U.K.エディション・レコーズは現代ジャズを牽引するレーベルとしてここ数年最も勢いがあり、グレッチェン・パーラト、マーク・ジュリアナ、挟間美帆、ネイト・スミス、クリス・ポッター、ベン・ウェンデル、ダニー・マッキャスリン、マーキス・ヒル、ギラッド・ヘクセルマン、カート・エリング他のロースターを抱える今や最重要レーベル。そのエディション・レコーズがネオ・ソウル/エレクトロニック/アンビエント/ネオ・クラシック他までサウンドの境界を押し広げ、より多様な才能を紹介することを目的とした新カテゴリー・レーベル「E2 Music」を2021年に設立。その中で最も期待される女性シンガーがこのフリーダ・トゥレイで間違いなく今後シーンを牽引していく才能溢れるアーティスト。サウンドこそ違うが、サマラ・ジョイのデビュー時に匹敵するインパクトのヴォーカルで、“Frida Touray is an undiscovered gem”と絶賛されている。
■フリーダ・トゥレイはスウェーデン出身でロンドン在。幼少時は両親(父親はガンビア人/母親はスウェーデン人)の影響でレゲエに親しみ、ビヨンセやアリシア・キーズ、さらにはエヴァ・キャシディから大きな影響を受ける。2014年に音楽専門学校BIMM(British and Irish Modern Music)Instituteロンドンを卒業。2015年からUKのシンガー・ソングライター、リアン・ラ・ハヴァスのバック・ヴォーカルを務めサム・クロウをリーダーとする新世代ジャズ/フューチャー・ソウルの「ネイティヴ・ダンサー」にも参加している。その後もリアム・ギャラガー、エド・シーラン、エリー・ゴールディング、シネマティック・オーケストラ他のツアーやレコーディング共演、2020年にはリアン・ラ・ハヴァスの新作やジョーダン・ラケイがコモンをフィーチャーした「Signs」では共作者として参加した。さらに2022年にはゴールディーのデュオ・プロジェクト“Subjective”のシングル「Lost」でトム・ミッシュと共にfeat.アーティストとして参加している。
■本作は2022年に配信のみでリリースされたフリーダの初EPに、Editionスタジオでのライヴ録音と、ストリングス・クアルテットを加えた教会でのライヴ録音を追加したデビュー・アルバム。ネイティヴ・ダンサーのアルバムで聴けるヴォーカルから、さらに次のステージに昇った風格と表現力に満ち溢れた内容。全編ソウルフルで清冽なヴォーカルと、ジャジー・エレクトロなネオ・ソウル的サウンドはアンビエント的ですらある。冒頭曲「アウト・ザ・サン」はダスティン・ホフマン出演の2022年フィルム「Sam and Kate」にも使用された曲で、レトロなテープ・マシーンの最初のクリックからHOLYなコーラスへと続き、スノーポエット(Snowpoet)他の活動でシネマティック&フォーク・オリエンテッドなサウンドが特徴のクリス・ハイソンらしいプロデュース・ワークが全曲にわたって展開される。そして何よりもフリーダのシルキーな美しいヴォーカルがとにかく“スペシャル”すぎる。