マーキス・ヒル
リチュアルズ+ルーティーンズ

マーキス・ヒル | リチュアルズ+ルーティーンズ【CD日本のみ発売】

2023.7.5. RELEASE

マーキス・ヒル
リチュアルズ+ルーティーンズ【CD日本のみ発売】
Marquis Hill / Rituals+Routines

RPOZ-10087
定価2,640円(税抜価格2,400円) 

解説:柳樂光隆 (Jazz The New Chapter)

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現代最高峰のトランペッターにしてシカゴ・ジャズを牽引するマーキス・ヒルの最新作が日本のみCD化。最強メンバーを擁しさらに深化させたハイブリッド&コズミックなサウンド。

■2014年にセロニアス・モンク・コンペティションで優勝、その後2016年のメジャー・デビュー作以来ジャズのルーツをリスペクトしながらR&B/ヒップホップ・マナーのメロウな作品を数多く残しているマーキス・ヒル。14枚目となる最新作はさらに洗練度を増した内容。盟友であるマカヤ・マクレイヴン他と共にここ数年シーンの大きな勢力となっているシカゴ出身者らしく、同地出身メンバーを多数擁したワン・ホーンによる最新作。人々の生活の中の儀式やルーティーン、すなわち日々の過ごし方をより自覚的に捉えることが自分の力になっていくのでは、と提唱しているコンセプト・アルバム。曲名はマーキス自身の起床時からの行動と、その行為がもたらす意味や可能性から成っている。

■名作『Modern Flows Vol.2』(2018)、『LOVE TAPE』(2019)、『Soul Sign』(2020)とR&B/ヒップホップの要素をブレンドした作品を連発、それをさらにジャズ的に昇華した豪華メンバーによる圧倒的なライヴ演奏の前作『New Gospel Revisited』(2021)を経て、この方向をさらにシームレス&コズミックに発展させたサウンド。ゆるやかなグルーヴと音像に繊細なトーンが一体化していく。

■マーキス・ヒルはトランペット/フリューゲルホルンの他に幻想的なエフェクトとスポークン・ワード~ラップも担当。メンバーはシカゴ出身でシオ・クローカーのバンド・メンバーでもあるマイケル・キング(p, rhodes, org)、マカヤ・マクレイヴンの盟友でもあり2023年4月のマカヤ来日公演にも同行したジュニウス・ポール(b)、インディー・バズ(ds)。さらにfeat.アーティストにはスウィートなネオソウル・テイストが話題の最新作(マーキス・ヒルもfeat.参加)をリリースしたブラクストン・クック(vo, as)、マーキスのサウンドにもはや欠かせないジョエル・ロス(vib)、男性シンガーとして初めてサラ・ヴォーン国際ヴォーカル・ジャズ・コンペで優勝した美しいファルセットのG.トーマス・アレン(vo)、2023年5月の「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL 2023」にも出演、カマシ・ワシントン/ロバート・グラスパー/テラス・マーティン他のコラボ・プロジェクト「Dinner Party」のアルバム作でも大きくフィーチャーされていたシカゴのシンガー&マルチ・プレイヤーPhoelix(フェリックス)、シンガー・ソングライターAriesfoolmoon(エアリーズフールムーン)とかなり強力。


01.ライズ (All Possibilities) feat.エアリーズフールムーン
  Rise - (All Possibilities)- feat. Ariesfoolmoon
02.ブリーズ (Give Thanks & Gratitude)
  Breathe - (Give Thanks & Gratitude)
03.ストレッチ (The Body) feat.ジョエル・ロス
  Stretch - (The Body) - feat. Joel Ross
04.クレンズ (The Waters) feat.ブラクストン・クック
  Cleanse - (The Waters) - feat. Braxton Cook
05.スモーク (Herbs & Teas)
  Smoke - (Herbs & Teas)
06.ピース (Be Still) feat.G.トーマス・アレン
  Peace - (Be Still) - feat. Thomas Allen
07.ブレイク (Fuel)
  Break - (Fuel)
08.アウトサイド (Protected) feat.フェリックス
  Outside - (Protected) - feat. Phoelix



■プロデュース・作曲:マーキス・ヒル
■2022年録音作

マーキス・ヒル  Marquis Hill
 (Trumpet, Flugelhorn, Effects, Vocals)
マイケル・キング Micheal King
 (Piano, Rhodes, Organ, Synths)
ジュニウス・ポール Junius Paul
 (Bass, Toys, Effects)
インディー・バズ Indie Buz
 (Drums, Toys, Percussion)

Special Guests

エアリーズフールムーン  Ariesfoolmoon (Vocals)
ブラクストン・クック Braxton Cook (Alto sax, Vocals)
ジョエル・ロス  Joel Ross (Vibraphone)
G.トーマス・アレン  G.Thomas Allen (Vocals)
フェリックス Phoelix (Vocals, MC)

*Recorded by Carlos Truly and Steve Marek, Fall 2022
  in Chicago, New York and LA
*Mixed by Dave Vettranio and Steve Marek, February 2023 in Chicago IL
*Mastered by David Allen, March 2023 In Chicago IL


2023年7月来日公演
ブルーノート東京 公演ページ