マス・トリオ(ジャン=ピエール・マス)
MAS TRIO(JEAN-PIERRE MAS)

マス・トリオ(ジャン=ピエール・マス) | MAS TRIO(JEAN-PIERRE MAS)

フランス人のジャズ・ピアニストで、1948年生まれ。幼い頃からジャズを学び、19歳のときパリでブラジル出身のベーシスト、セザリウス・アルヴィンと出会い共に演奏をはじめる。1976年にはセザリウスとデュオ作品『Rue De Lourmel』をフランスのジャズ・レーベルOwl Recordsから発表。このアルバムと、続く1977年作『Jamais 2 SANS 3』(1977年)、『Rio-Ria』(1978年)のOwl諸作で聴けるロマンティシズムと哀感は多くのユーロ・ピアノ・ファンから絶大な支持を得た。その後も名プロデューサーであるジャン=ジャック・プショウと共にOut Note Recordsレーベル他などで名作を残し続け、フランス・ジャズ・シーン隆盛の一役を担った。『Waiting For The Moon』(1998年)はフランスのサラヴァ・レーベルに残した、彼のキャリアの中でも傑作の誉れ高い作品として知られている。2007年にはピエール・バルーのツアー・メンバーとして来日も果たし、培った技術とリリシストの真髄をファンの前で披露した。

「マス・トリオ/ウェイティング・フォー・ザ・ムーン」