エリプシス | Elipsis

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 マイケル・リーグ Michael League

 スナーキー・パピーのバンドリーダーでレコード・レーベル「GroundUP Music」のオーナー兼創設者。1984年4月24日にカリフォルニアで生まれ13歳でギターを、17歳の時にベースを弾き始める。ノース・テキサス大学でジャズを学び、ダラスのゴスペルとR&Bシーンで3年間演奏。その間に大学の仲間とスナーキー・パピーを結成する。以降、バンドのオリジナル曲のほとんどを作曲し、バンドがリリースしたすべてのアルバムをプロデュースする。その後、スナーキー・パピーは2004年以降“最も売れているジャズ・アーティスト”との称号を得つつワールド・ポピュラー音楽をも消化した唯一無二のサウンドを作り出している。高度な音楽技術に支えられたコレクティヴな演奏であると同時に、ライヴ感溢れるエモーショナルな演奏で世界中の音楽ファン/ミュージシャンから大きな支持を得ている。マイケル・リーグ自身はその間、膨大なアーティストと共演を続け、プロデュース及び共同プロデュース作はスナーキー・パピーの他にデヴィッド・クロスビー/スサナ・バカ/ベッカ・スティーヴンス他数多くのアーティストのクリエイティヴィティをシャッフルし続けている。2016年にはバンド「ボカンテ」を結成し、2018年からはデヴィッド・クロスビー、ベッカ・スティーヴンス、ミシェル・ウィリスと共に「Lighthouse Band」として活動して大きな話題となった。2021年にはパンデミック禍での自己対話を経て、中東のパーカッション他すべての楽器を自身で演奏して作った初のソロ・アルバム「ソー・メニー・ミー」をリリース。2024年からはペドリート・マルティネス、アントニオ・サンチェスと共に新バンド「エリプシス(ELIPSIS)」を結成、ますますその活動領域を広げている。

https://www.snarkypuppy.com

 ペドリート・マルティネス Pedrito Martínez

 ペドロ・パブロ・“ペドリート”・マルティネスは1973年キューバのハバナで生まれ、11歳で音楽活動を始める。1998年秋にニューヨークに移住して以来、ウィントン・マルサリス、ポール・サイモン、ブルース・スプリングスティーン、エディ・パルミエリ、エルトン・ジョン、ジェームス・テイラー、スティングなどとレコーディングや共演を重ね100枚を以上のアルバム・レコーディグに参加している。アフロ・キューバン音楽とバタ・ドラムのマスターであると共に世界屈指のルンバ奏者でもあり、NYのリズムの歴史を前進させたグループ「ジェルバ・ブエナ」のオリジナル・メンバーとして90年代半ば頃からは世界ツアーも行った。リーダーとしては2005年にNYで「ペドリート・マルティネス・グループ」を結成し、1stアルバムはグラミー賞にノミネートされた。2019年のアルバム『Acertijos (Riddles)』ではエリック・クラプトンが参加し「My Father’s Eyes」を新アレンジで録音している。さらに『Calle 54』(2000)や『Chico and Rita』(2010)などの映画作品への出演や楽曲提供も行っている。

https://www.pedritomartinezmusic.com/

 アントニオ・サンチェス Antonio Sánchez

 メキシコシティ生まれ。5歳でドラムを始め、10代前半でメキシコのロック/ジャズ/ラテン音楽シーンでプロとして演奏活動をスタート。メキシコ国立音楽院でクラシックピアノの学位を取得後はバークリー音楽大学とニューイングランド音楽院に入学。1999年にニューヨークに移住して以来、ジャズ界でファースト・コール・ドラマーの一人となる。特にパット・メセニーとの18年間にわたるコラボレーションで9枚のアルバムをリリースし、最も重要なコラボレーターとして名高い。他にもチック・コリア、ゲイリー・バートン、マイケル・ブレッカー、チャーリー・ヘイデン、トゥーツ・シールマンなどとも数多くのレコーディングや演奏を行っている。2014年にはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞作品賞を含む4部門を受賞し、さらにアントニオ本人もグラミー賞を受賞したことでさらにその人気が上昇した。リーダー作または共同リーダー作で10数枚の作品があり、これまでに4度のグラミー賞、3度のエコー賞、ゴールデン・グローブ賞およびBAFTA賞にノミネートされている。

https://www.antoniosanchez.net/