スリー・ヴィジターズ | Three Visitors

スリー・ヴィジターズ | Three Visitors

 スコット・コリー Scott Colley

1963年LA生まれのベーシスト。グラミー賞にも4度ノミネートされ、これまでに200を超えるレコーディングに参加。13歳でモンティー・パドウイックに、さらにカリフォルニア芸術大学でチャーリー・ヘイデンに師事し、卒業前にカーメン・マクレエのツアーとレコーディングに参加。その後NYに移りディジー・ガレスピー、ジム・ホール、トゥーツ・シールマン、ジョン・スコフィールド他多くのアーティストと共演を重ね1997年に1stアルバムをリリース。2000年代にはハービー・ハンコックのツアー・メンバーや、ボビー・ハッチャーソン、アンドリュー・ヒル、クリス・ポッター、パット・メセニー等のグループの一員としてジャズ・シーンに欠かせない存在となっていく。ベーシストとしてだけでなく、作曲家/アンサンブル・リーダーとしてもその才能と実績は高く評価されている。リーダー作では『Empire』(2010)にブライアン・ブレイドがゲスト参加、また、ブライアン・ブレイドとの共演作にはECMからリリースされたウォルフガング・ムースピール・トリオのECM作2枚がある。

https://scottcolley.com/

 エドワード・サイモン Edward Simon

1969年ベネスエーラ出身のピアニスト。ラテン・アメリカ音楽とコンテンポラリー・ジャズのハイブリッドを追求しつつ、その共通点をあらゆる視点からサウンドに反映させている音楽活動は評価が高い。その巧みなピアノ技術/作曲/バンドリーダーとしての力量で膨大な数のレコーディングに参加、自身もリーダー/共同リーダーとして約20枚ものアルバムを録音している。サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に、オールスター・バンドSFJAZZ Collectiveのメンバーとしても活動している。リーダー『Afinidad』(2001)にはスコット・コリーとブライアン・ブレイドが参加、『Unicity』(2006)、『Poesia』(2009)、『Trio Live in New York』(2013)にはブライアン・ブレイドが、そして『Sorrows & Triumphs』(2018)にはスコット・コリーコリーが参加している。

https://www.edwardsimon.com/

 ブライアン・ブレイド Brian Blade

1970年ルイジアナ生まれで、ジャズだけでなくボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェルを始めとしたロック他幅広いジャンルから声がかかる世界最高峰のドラマー。幼い頃にスティーヴィー・ワンダーやアル・グリーンらを通じてゴスペル音楽に接し兄の影響でドラムを演奏。18歳の時にニューオーリンズに移住してエリス・マルサリスなどのミュージシャンたちとセッションを交わす。1998年にカート・ローゼンウィンケル、ジョン・カワード、クリストファー・トーマス、マイロン・ウォルデン、メルヴィン・バトラーを集め自身がリーダーを務めるザ・フェロウシップ・バンドを率いた作品を発表。その後ウェイン・ショーターのニュー・アコースティック・カルテットに参加、2009年ごろからダニエル・ラノワとのロック・バンド、ブラック・ダブを結成、同年にシンガー・ソングライターとしては初となるアルバム『ママ・ローザ』を発表、さらにチック・コリアとジョン・マクラフリンのファイヴ・ピース・バンドにも参加した。また。ノラ・ジョーンズのデビューにも参加してそのサウンド作りに大きな役割を果たしたことも有名。

https://www.brianblade.com/bands/the-fellowship-band


「スコット・コリー、エドワード・サイモン & ブライアン・ブレイド/スリー・ヴィジターズ」